| 1973年(昭和48年)に小倉工場においてモハシ180形式を改造した電気検測用の試験制御電動車である。クモヤ191形式と2両1組で運用される。外観は車体長20メートルの片運転台で、乗務員室は特急形の非貫通形高運転台となったが、種車が中間車のためその台枠の関係から正面は平面となった。本形式は従来のクモヤ93形式と同様に架線関係の検測に使用され、架線の高さ・偏位・相互位置・磨耗・硬点や支障物を検測する。屋根上には架線高さ・硬点測定用PS910パンタグラフと偏位・わたり・支障物検測用のPS909パンタグラフを搭載するほか観測台・照明装置が設置された。室内は前位側より磨耗測定用油圧ユニット及び測定装置・工業用テレビ付き観測台・各種測定機器・高圧室などで構成される。また屋根上にユニットクーラーを搭載する空間が無くなったことから室内にAU41床置形ユニットクーラーを2基搭載した。床下には種車の水タンクを撤去の上補助回路用電源装置として70kVA電動発電機とC1000空気圧縮機が新たに設置されたため床面高さが種車より125mm上昇している。台枠は種車のUF324を改造、主電動機はMT54Dを搭載し台車はDT23Zを履く。車体外部の塗色は青15号にクリーム1号の前面警戒色及び側帯を巻いたが、後に黄5号へ変更された。田町区に配置され首都圏を中心に運用されたが1983年(昭和58年)に廃車され形式消滅した。(2009.02更新) |
モハシ180(1両)───→クモヤ190(1両)───→廃車(1両) |
|
|
クモヤ190-1 モハシ180形モハシ180-11を昭和48年に小倉工場にて改造した。車歴は昭和36年汽車会社製モハシ150形モハシ150-11を嚆矢とし、昭和40年に吹田工場にて改造されモハシ180形モハシ180-11となった。写真は2-4位側を示す。一部側窓が閉鎖された。自重は50.8t。昭和58年に廃車された。 2009.02更新 |