| 1958年(昭和33年)に豊川分工場・三菱電機において5900形式を改造した我が国初の交直流制御車である。当初形式は5900形式のままであったが、1959年(昭和34年)の車両称号規程の改正により本形式となり、正式に交直流試験制御車となった。クモヤ490形式と2両1組で運用される。種車の5900形式は伊那電気鉄道の買収車である。外観は車体長16メートルの片運転台で、改造によって低屋根化され屋根上にはパンタグラフや直流避雷器・交流冒進保護用変流器・空気遮断器などが設置された。前面は非貫通式となり全室運転台となった。床下には三菱電機製の変圧器と水銀整流器が取り付けられ、主変圧器は外鉄形送油自冷式、水銀整流器はグレーツ結線とした750Vイグナイトロンを使用する。室内は種車時代とほとんど変化がなく、長手腰掛である。仙山線で試用されたが水銀整流器は温度制御が難しく、その後シリコン整流器が実用化されることとなり、1959年(昭和34年)に盛岡工場においてシリコン化改造を受け、引き続き試験に供された。1960年(昭和35年)に営業用に改造されクハ490形式となり形式消滅した。(2009.02更新) |
5900(1両)───→クヤ4900番代(1両)───→クハ490(1両) |