形式 キ600 (記号番号 キ600〜615) キ600形式雪カキ車
 1923年(大正12年)から1944年(昭和19年)にかけてアメリカンロコモティブ・苗穂工場において製造された回転(ロータリー)式雪カキ車である。ラッセル式雪カキ車では除雪が困難な積雪が1メートル以上に及ぶ深雪の場合に使用される。前頭部にある円胴の中に羽根車があり、これを蒸気機関を使って回転させ遠心力で雪を遠方へ飛ばす仕組みとなっている。従って蒸気機関車と同様の構造を持っており、ボイラーと共に炭水車も付属しているが、自走は出来ない。アメリカから輸入された600 601 は鷹取工場において組み立てられ、蒸気機関車9300形式の炭水車を取り付けた上で当初ユキ300形式(300 301 )となった。さらにこれを見本として苗穂工場において302 が製造されたが、こちらは蒸気機関車8300形式の炭水車と組み合わせた。1928年(昭和3年)の車両称号規程の改正によりキ300形式となり、さらに1941年(昭和16年)に現形式となった。その後も増備が続いたが615 は樺太鉄道局で使用され戦後除籍されている。車体外部の塗色は黒で、ヨンサントウ以降速度制限65km/hのロ車となり黄1号の帯を巻いている。ロータリー式除雪ディーゼル機関車の発達によって1974年(昭和49年)度に形式消滅した。(2009.01更新)

キ300 (3両)─┬─→キ600(16両)───→廃車(16両)
キ600(13両)─┘

 

キ601

キ601
2001.08 小樽鉄道記念館
P:横山淳

キ603

キ603
P所蔵:横山淳

キ604

キ604
2001.08 名寄公園
P:横山淳

キ611

キ611
1961.02 大沢
P:堀越和正氏

キ604の室内

キ604の室内
2001.08 名寄公園
P:横山淳

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